こどもの低身長
「うちの子、周りの子よりも背が低い気がして…」
「学校の身体測定でずっと一番前で…このままでいいのかな?」
このようなお悩みで、小児科を受診されるご家庭は少なくありません。
こどもの成長には個人差が大きくあるため、単に背が低い=病気とは限りませんが、成長の遅れの背景に治療が必要な病気が隠れていることもあります。
晴れ空こどもクリニック保谷では、成長曲線のチェックや詳細なホルモン検査などの適応判断を行いながら、お子さんの成長について保護者の方と一緒に丁寧に考える診療を行っています。
早めに相談いただくことで、成長のサポートがしやすくなる場合もありますので、気になるときは遠慮なくご相談ください。
こどもの低身長の原因
「低身長」とは、同年齢・同性のこどもの平均身長よりも著しく低い場合(−2SD以下)を指します。
これは統計的に100人中約2〜3人の割合で該当する程度の身長です。
主な原因は以下のように分類されます。
1. 生理的な低身長(病気ではない)
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家族性低身長:ご両親の身長が低めで、遺伝的に身長が低いパターン
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体質性思春期遅延:思春期の成長スパートが遅れているだけで、最終的には標準的な身長に追いつく場合が多い
2. 器質的・病的な低身長(病気が原因)
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成長ホルモン分泌不全:脳下垂体から分泌される成長ホルモンの不足
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甲状腺機能低下症:代謝に関わるホルモンの不足
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慢性疾患や栄養不良:先天性心疾患、腎疾患、炎症性腸疾患など
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骨の病気や染色体異常(ターナー症候群など)
3. 環境要因や心理的要因
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栄養不足(偏食、食事量の不足など)
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睡眠不足(成長ホルモンは主に夜間分泌されます)
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精神的ストレス(家庭や学校での影響)
※「低身長」が気になる場合には、体重の増え方や成長スピードの推移も重要な判断材料になります。
こどもの低身長によって引き起こされる問題
身長が低いこと自体が直接的な病気でない場合でも、以下のような影響が出ることがあります。
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本人の自尊心への影響(特に学童期以降)
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思春期の発達に関する不安
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いじめやからかいなどの心理的ストレス
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親の不安や過干渉につながることも
また、背が伸びにくい原因が病気だった場合、早期発見が治療やサポートの鍵になります。
こどもの低身長の処置や治療法
当院では、まず保護者の方とじっくりお話ししながら、以下のような流れで評価を行います。検査や治療の適応と判断した場合は、専門医療機関を紹介させていただきます。
初期評価
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成長曲線の確認(母子手帳や学校の測定記録)
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身長・体重の推移とともに、成長速度(年間の伸び幅)をチェック
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ご両親の身長から予測身長を計算
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問診(出生歴・病歴・食事・睡眠など)
必要な検査
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血液検査(成長ホルモン・甲状腺ホルモン・貧血・栄養状態など)
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骨年齢の評価(手のレントゲン)
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頭部MRIなど(成長ホルモンの精査が必要なとき)
治療・対応
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ホルモン治療(成長ホルモン補充療法):成長ホルモンが不足していると診断された場合に行います
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生活習慣の見直し:栄養・睡眠・運動習慣など
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定期的な成長モニタリング:早期発見と継続的なサポート
こどもの低身長についてのよくある質問
Q1. 周りの子より背が低いのですが、すぐに病院に行くべきですか?
すぐに治療が必要なケースばかりではありませんが、年に4cm以下しか伸びていない場合や、身長の順位が急に落ちてきた場合などは一度相談をおすすめします。
Q2. 親が低身長でも子どもは伸びますか?
遺伝の影響はありますが、睡眠・栄養・運動などの生活習慣次第で予測以上に伸びる子もいます。まずは現状を把握しましょう。
Q3. 成長ホルモンの治療はいつから始めるのですか?
診断がつけば、小学校低学年から治療を開始することもあります。早期発見・早期治療が重要です。
Q4. 学校健診で「要経過観察」と言われました。何をすればいいですか?
学校健診の結果だけでは詳しいことはわかりません。成長曲線の確認や専門的な検査が必要な場合もありますので、ぜひ一度ご相談ください。
院長より
「背が低い=病気」と決めつける必要はありませんが、その裏にホルモンの異常や他の病気が隠れていることもあるため、専門的なチェックが大切です。
晴れ空こどもクリニック保谷では、お子さん一人ひとりの個性や背景を大切にしながら、成長に寄り添った診療を心がけています。
「身長が伸びないのでは…」と感じたら、早めのご相談で安心につなげましょう。
保谷駅すぐ、土日祝日も夜9時まで診療しています。
お忙しいご家庭でも、気軽にご来院いただける体制を整えています。
