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周期性嘔吐症候群(自家中毒)

周期性嘔吐症候群(CVS:Cyclic Vomiting Syndrome)は、数日間にわたって繰り返し嘔吐が続いたかと思えば、けろっと元気になる、という状態を周期的に繰り返す病気です。
日本では以前「自家中毒」と呼ばれていたこともあり、保護者の方にはこの名前のほうがなじみがあるかもしれません。

この症状は、体調やストレス、睡眠不足などがきっかけとなり、原因がはっきりしないまま強い吐き気が繰り返されることが特徴です。朝に発症することが多く、「登園・登校前になるとよく吐く」などのエピソードで気づかれることもあります。

「晴れ空こどもクリニック保谷」では、お子さんの繰り返す嘔吐に対して、単なる風邪や食あたりとは違う可能性を考慮しながら、丁寧に診断・対応しています。
保護者の方の「また始まった…」「何が原因かわからない」という不安に寄り添う診療を行っています。

周期性嘔吐症候群(自家中毒)の症状について

この病気では、以下のような特徴的な症状が現れます。

  • 繰り返し嘔吐が続く(1日に数回〜10回以上)

  • 嘔吐とともに腹痛や頭痛、顔面蒼白などを伴うことも

  • 嘔吐が始まると水も受け付けなくなることがある

  • 数時間から数日で自然におさまる

  • 回復すると普段通り元気になる

  • 数週間〜数か月に1回の頻度で繰り返す

明け方や朝方に発症することが多く、登園・登校前に繰り返す場合は要注意です。
また、兄弟姉妹やご両親に「片頭痛持ち」がいるご家庭では、周期性嘔吐症候群の発症率が高くなるという報告もあります。

周期性嘔吐症候群(自家中毒)の原因について

明確な原因は分かっていませんが、脳の嘔吐中枢や自律神経の調節の不調、ストレスや疲労などが関係していると考えられています

発症のきっかけとして以下のようなことが挙げられます。

  • 登園・登校のストレス、環境の変化

  • 寝不足や疲労

  • 興奮しすぎた翌日(遠足やイベントのあとなど)

  • 空腹や食べ過ぎ

  • 気候や気圧の変化

また、片頭痛と同じくセロトニンなどの神経伝達物質の関与も指摘されています。

周期性嘔吐症候群(自家中毒)の病気の種類・経過

年齢によって呼び方や重症度に違いがあり、以下のように分類されることもあります。

種類 特徴
乳幼児型 2〜5歳頃に多い。自律神経の未熟さが関係。成長とともに自然に治ることが多い。
学童型 6歳以降。ストレスや緊張、学校生活が引き金になることが多い。片頭痛に移行する例もあります。
思春期型 より精神的な影響が強くなりやすい。片頭痛や過敏性腸症候群と併存することもあります。

周期性嘔吐症候群は、成長とともに自然におさまるケースもありますが、適切な生活管理と必要に応じた治療によって発作の頻度を減らすことが可能です。

周期性嘔吐症候群(自家中毒)の治療法について

治療の基本は、発作時の対応と、発作の予防です。
当院では、以下のような流れで診療を行っています。

発作時の対応

  • 嘔吐が激しい場合は、脱水予防のための点滴や内服薬の処方

  • 吐き気止めや胃薬、鎮痛薬などを使うこともあります

  • 自宅で安静にし、刺激の少ない環境で過ごしていただきます

発作の予防

  • 体調が悪いときには早めにジュースや経口補水液を用いた水分・糖分摂取

  • ストレスや疲労をためないよう生活習慣の見直し

  • 睡眠時間をしっかり確保

  • 誘因(食べ過ぎ、空腹、緊張など)を避ける

  • 頻度が多い場合は、**予防的な薬物治療(片頭痛予防薬など)**を検討します

心のケアも大切に

周期性嘔吐症候群のお子さんには、繊細でまじめな性格の子が多い印象があります。
登校のストレスや緊張がきっかけになっていることもあるため、ご家族や学校と連携しながら、安心して過ごせる環境づくりを支援します。

周期性嘔吐症候群(自家中毒)についてのよくある質問

Q1. 自家中毒は何歳までに治るのでしょうか?

多くは成長とともに軽快します。特に乳幼児では小学校に上がるころに自然に発作が減ってくることが多いです。

Q2. 嘔吐のたびに毎回受診したほうが良いですか?

初期は必ずご相談ください。回数を重ねるうちにパターンが見えてくることもあります。経過観察でOKなこともありますが、脱水の恐れがあるときは早めの受診をおすすめします。

Q3. 登校前にいつも吐くのですが、さぼり癖ですか?

いいえ、周期性嘔吐症候群による「身体の反応」の可能性があります。怠けや気のせいではありませんので、否定せず見守ってあげましょう。

Q4. 家庭で気をつけることはありますか?

十分な睡眠と、朝食を抜かない生活リズムが大切です。また、「また吐くのでは…」という不安を軽くする声かけやサポートも効果的です。

院長より

繰り返す嘔吐に、「なぜまた…?」「食べ物が悪かったの?」と心配になってしまう親御さんも多いと思います。
でも、周期性嘔吐症候群はしっかり理解し、対応することで発作の回数や重さを減らすことができる病気です。

晴れ空こどもクリニック保谷では、繰り返す嘔吐に対して原因を丁寧に見極め、必要な検査や治療、生活の見直しまで一緒に取り組みます。
保谷駅すぐの場所で、土日祝日も毎日夜9時まで診療していますので、お忙しいご家庭でも安心してご来院いただけます。

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