水ぼうそう(水痘)
「全身に赤いブツブツができて、かゆそう…」
「熱とともに水ぶくれが出てきた…」
そんな症状が見られたら、「水ぼうそう(水痘)」の可能性があります。
水痘はかつて子どもが誰しも一度はかかる病気とされていましたが、ワクチンの定期接種が導入されて以降、発症の予防や重症化のリスクを大きく減らすことができるようになっています。
晴れ空こどもクリニック保谷では、水ぼうそうの診断・対応はもちろん、登園・登校のご相談や予防接種まで丁寧にサポートいたします。
水ぼうそう(水痘)とは?
水ぼうそうは、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)というウイルスによるウイルス性の感染症です。
以下のような特徴があります:
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感染力が非常に強く、空気感染・飛沫感染・接触感染でうつります
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潜伏期間は約10〜21日(平均2週間前後)
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症状が出る1〜2日前から発疹がかさぶたになるまで感染力あり
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ワクチン未接種の方は特に感染しやすい
乳幼児〜小学校低学年のお子さんに多く見られますが、大人がかかると重症化しやすいため、注意が必要です。
主な症状
水ぼうそうの症状は以下の通りです:
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発熱(37〜39℃程度、ない場合もあります)
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かゆみを伴う発疹(水ぶくれ)
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発疹は顔・頭皮からはじまり、胴体、腕、足へと全身に広がります
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発疹は数日かけて水ぶくれ→膿疱→かさぶたへと変化
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同時期にいろいろなタイプの発疹が混在しているのが特徴
かゆみが強く、ひっかいてしまうことでとびひ(二次感染)や傷跡が残ることもあるため、症状が出たら早めの受診をおすすめします。
検査と診断
多くの場合は症状と視診(見た目)で診断が可能です。
当院では、感染症状のある方専用の待合室をご用意しており、他のお子さんと接触せずに診察を受けていただけます。
治療と対応
水ぼうそうは、ほとんどの場合自然に治る病気ですが、症状や年齢、持病の有無によっては抗ウイルス薬を使用することもあります。
治療のポイントは以下の通りです:
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抗ウイルス薬:重症化予防のために早期使用が効果的
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解熱剤(アセトアミノフェンなど):高熱がつらい場合に使用
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かゆみ止めの軟膏
また、皮膚をかかないように爪を短くし、清潔に保つことも大切です。
登園・登校の目安
水ぼうそうはすべての発疹がかさぶたになるまで登園・登校は禁止とされています(学校保健安全法による出席停止)。
通常、以下の条件を満たせば登園・登校が可能となります。
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発疹がすべてかさぶたになっている
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熱がなく、元気がある
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食事や睡眠が普段通りにとれている
当院では、登園・登校許可証(かかりつけ患者さまは無料)の発行も行っています。
予防接種(水痘ワクチン)について
水痘ワクチンは定期予防接種に指定されており、次のスケジュールで接種します。
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1回目:生後12か月〜15か月
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2回目:1回目の接種から3か月以上あけて(3歳未満で)
接種により95%以上の発症予防効果があり、重症化も防ぐことができます。
水ぼうそうについてのよくある質問
Q1. ワクチンを2回打ったのにかかりました。効果がなかったのでしょうか?
ワクチン接種後でもかかることはありますが、軽症で済むことが多いです。
発疹が少なく熱も出ないなど、いわゆる「不顕性感染」として気づかないこともあります。
Q2. お風呂には入ってもいいですか?
熱がなく、全身状態が良ければ短時間の入浴は可能です。
ただし、発疹をこすらず、清潔なお湯で優しく洗うようにしてください。
Q3. 兄弟にうつる可能性は高いですか?
はい、感染力が非常に強いため、未感染・未接種の兄弟姉妹にはほぼ確実にうつると考えてください。
接触後すぐであれば、**緊急ワクチン接種(曝露後接種)**が予防に有効な場合があります。
Q4. 大人がかかると重くなると聞きましたが本当ですか?
はい、本当です。
大人が水ぼうそうにかかると重症化のリスクが高く、肺炎などを起こすことがあります。
未感染の大人は抗体検査やワクチン接種の検討をおすすめします。
院長より
水ぼうそうは、適切な対応をすればほとんどの場合は軽快しますが、合併症や家庭内感染のリスクには十分な注意が必要です。
特に、予防接種のタイミングや兄弟姉妹の体調管理、登園のタイミングなど、不安が多い病気の一つです。
晴れ空こどもクリニック保谷では、感染対応・早期診断・予防接種を通じてご家族全体を守るサポートを行っています。
不安な症状があれば、いつでもご相談ください。
